現地支援NGO団体を通して生産環境を守りながら公正な取引を行う「フェアトレードコーヒー」
サステイナブル(持続可能)で、フェアトレード(公正な取引)であり、完全無農薬の環境下で栽培されたこのコーヒーは、皆様にお飲み頂く事でコーヒーを生産している人達の暮らしはもちろんコーヒーの品質向上、環境保護に繋がり、それはやがて東ティモールという国の未来へも繋がっていきます。
キャラメルのような甘いコクと芳醇な香り
キャラメルを思わせる甘く濃厚なコク、ローストアーモンド、ショコラ、フレッシュなハーブ、メイプルシロップ、オレンジピールのような風味と、微かに感じる熟したオレンジのようなジューシーな酸が複雑に絡み合う中、アフターテイストはクリーンな印象から甘味だけが残ります。
- 生産国
- 東南アジア 東ティモール民主共和国 S16UP
- 農園・標高
- レテフィホ村の小農家 NGO団体PWJ支援(標高1,450m〜1,850m)
- 農園所在地
- ティモール島 エルメラ県レテフィホ村
- 品種・精製
- ティピカ種他 フリーウォッシュド精製 天日乾燥
★フェアトレードコーヒー
★サステイナブルコーヒー
★有機栽培生豆使用(日本有機認証「JAS」・アメリカ有機認証「USDA」・ヨーロッパ有機認証「ユーロリーフ」)
▼南蛮屋 焙煎士&ブレンダー 村松による 味わいの評価
- 香り
- ローストアーモンド、ショコラ、メープルシロップ、キャラメル、黒糖、微かにハーブなど。オレンジピールを感じるシトリックな風味も重なり、様々な香りが複雑に絡み合う。奥の方に隠れているフレッシュなハーブの風味が隠し味となり、甘味とともに広がります。
- 酸味
- 奥に感じる熟したオレンジは、非常にジューシーで甘い。シトリック系の、爽やかで優しく甘い酸。甘味とともに、明るい印象の酸がふわりと包み込むように広がります。
- 苦味
- 濃厚なガトーショコラのような甘味のある苦味が、優しく広がる。しかし、余韻として残る事はない。このコーヒーにおいて、苦味はあくまでも脇役として全体を柔らかく支えています。
- コク
- キャラメル、メープルシロップのような濃厚で甘いコクが、滑らかなボディ感の中に広がる。濃厚なのに滑らか、太いのに優しい・・・。クリーンなカップが描くアフターテイストには、甘味がいつまでも残ります。
- 味の特徴
- [すっきり]印象的な風味と柔らかなコク
- 焙煎度合
- 中煎り
●東ティモール レテフォホ村
レテフォホ村は東ティモールの最高峰「ラメラウ山」を望む尾根に広がっています。標高1,500〜2,100mという熱帯高地に位置し、昼夜の寒暖差が他地域に比べて大きいため、昼間太陽に温められて膨らんだ果実が夜の寒さで収縮します。果実の成長期にこの収縮を繰り返すことで、しっかりと固く甘いコーヒーチェリーへと成長していきます。雨季には降雨量が2,500〜3,000ミリに達するため、東ティモールの中でもコーヒー栽培に適した土地と言われています。
東ティモールには農薬や化学肥料を一切使用したことがないピュアな赤土のオーガニック土壌に育まれ、ネムノキの日陰に守られながらのびのびと栽培されたレテフォホ村のコーヒーは、生産者によって丁寧に手摘み・精製され、やがて一杯のコーヒーになります。
東ティモールの人々は、自国の事を日が昇る場所「ロロサエ」と呼びます。ロロサエで太陽の光をふんだんに浴びて育った完熟手摘み、無農薬、有機栽培の情熱のこもったコーヒーを、お楽しみください。
●NGO団体「ピースウインズ・ジャパン(PWJ)」
1999年より同地で緊急支援活動を行ったのち、復興支援の一環として東ティモールコーヒー生産者支援を開始しました。ただ収穫し販売するのではなく、コーヒーチェリー収穫後の高品質なコーヒーを作るための選別・乾燥などの一時加工技術を習得し、自身の作業でコーヒーに付加価値を付け、ピースウィンズが高い価格で買い取るという形で輸入団体型のファエアトレード(公正な取引・貿易)事業を行っています。