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『世界珈琲漫遊記シリーズ』
第43弾は、アフリカの肥沃な大地と赤土の火山灰土壌が産み出したコーヒー!
カメルーン カプラミ ジャバ
こちらの商品は完売いたしました!たくさんのご利用ありがとうございました。
アーモンドやキャラメルを感じる香ばしく甘い香りと、黒糖のような甘味の濃厚なコク
アーモンドやキャラメルを想わせる香ばしく甘い香り、紅茶のような風味に黒糖のような甘味が広がる濃厚なコク、クリーミーな舌触りとアプリコットやカシス、ライムを感じる微かな酸味がバランスよく広がる、非常に個性的な味わいです。
西部の州都でもあるバフサム近郊は火山地帯で標高も高く、豊かな火山性土壌と水資源を有することから近年高品質なアラビカ種の生産が多く広まっています。
アフリカの肥沃な大地と赤土の火山灰土壌が産み出す、豊かなコクと香りをご堪能ください。
南蛮屋 焙煎士&ブレンダー 村松による 味わいの評価
- 香り
- 黒糖、ビターチョコレート、ダークチェリー、ブラックティー、アーモンド、スパイス、フラワリーなど。ジャバ種の個性であるティーライクな風味はやや弱いものの、様々な香りが重なり合う。濃厚で甘味の強いチョコレートの感覚に、キャラメルなど複雑な香気が混ざり合います。
- 酸味
- ローストにより消えかけているが、ライムのような明るくフレッシュな酸を奥に感じる。アプリコットやカシスなど、ジャバ種特有のジューシーな酸は非常に個性的でユニーク。濃厚なコーヒー感を感じるなか、奥の方にひっそりとたたずんでいます。
- 苦味
- 太さと優しさを兼ね備えた苦味が、このコーヒーの土台をしっかりと支えている。甘味や濃厚なコクとともに、滑らかでどっしりとした印象は見事。濁りの無いクリアーな感覚は、柔らかな苦味のあとに余韻として優しく広がります。
- コク
- 黒糖やキャラメル、ビターチョコレートのような甘く濃厚なコクがミドルから襲い掛かる。 クリーミーな舌触りのなか重厚感を感じる甘いコクも、余韻として残るのは優しくクリアな甘味。常にバランスの取れた味わいの中、続く甘い余韻は柔らかく、そして滑らかに響いていきます。
- 味の特徴
- [しっかり]贅沢な甘いコクと苦味
- 焙煎度合
- 中深煎り
【生産国】アフリカ カメルーン
【農園・標高】カプラミ生産者協同組合(標高1,200m〜1,700m)
【農園所在地】カメルーン西部 ミフィ群バフサム・エリア
【品種・精製】ジャバ種 フリーウォッシュド精製 天日(アフリカンベッド)乾燥
●カプラミ生産者協同組合
この生産者協同組合はCPCABの名で1958年に設立され、1978年に現在のカプラミ生産者協同組合となりました。現在2,500以上もの協同組合員が属しています。国内最大の生産者組合UCCAO傘下にあるCAPLAMIはウォッシングステーションを有し、その設備は2012年までは国内唯一のものでした。現在も品質の高いフルウォッシュドのアラビカコーヒーを生産しています。
精製方法はフリーウォッシュド。ハンドピックされたチェリーはウェットミルにかけられた後36時間タンクで寝かせ、丁寧に洗浄後15時間新鮮な水に浸しています。パーチメントは7日間ほど天日乾燥されて脱穀・精選されます。
●アフリカ カメルーン共和国
カメルーン共和国、通称カメルーンは、中部アフリカに位置する共和制国家。西にナイジェリア、北東にチャド、東に中央アフリカ共和国、南東にコンゴ共和国、南にガボン、南西に赤道ギニアに隣接し、南西部が大西洋のギニア湾に面しています。
カメルーンはかつて世界でも指折りのコーヒー生産国でしたが、農業自由化が進みコーヒー栽培に対する政府の支援がなくなってしまった事で多くの農家で別の作物への転換が進み、生産量はピーク時の10%ほどとなっています。そしてその大半はロブスタ種ですが、西部州および北西部州は火山地帯で標高も高く、豊かな火山性土壌と水資源を有することから現在高品質なアラビカ種の生産が近年広まっています。
17世紀末、オランダ人によってインドネシアのジャワ島に持ち込まれたアラビカ種の苗はジャバと呼ばれ、中米やヨーロッパなどに伝播していきました。その後ドイツ人宣教師によってカメルーンに持ち込まれた品種が、高品質アラビカのカメルーン産コーヒーを支えています。このジャバ種は非常に個性的な味わいを持ち、スペシャルティコーヒーの世界でも高評価を受けています。