世界にまだまだたくさんある美味しいコーヒーをご紹介する『世界珈琲漫遊記シリーズ』
第28弾は、コンテスト入賞ロット!
ベトナム マイリーさんの珈琲
[期間限定]
濃厚な甘いコクとジューシーな酸が見事なまでに調和した、コンテスト入賞ロット。
黒糖やメイプルシロップのような甘味溢れる濃厚なコク、熟したマンゴーを感じるジューシーな酸が、豊かな香りとともに見事なバランスとなって広がります。
「ベトナム国内コンテスト入賞」という高い評価を受けたこのコーヒーは、農園主マイリーさんの情熱が産み出した今年だけの特別なコーヒーです。
全体の香味バランスが見事に調和したベトナム国内コンテスト入賞ロット
今年で五回目を迎える「ベトナムアラビカコンテスト」は、日本の商社「UCC上島珈琲株式会社」がベトナム国内のアラビカ種品質向上のために主催する品評会です。ベトナム国内有数のアラビカ種生産エリアであるラムドン省ダラッドで開催され、今年は過去最多となる112の生産者がエントリーしました。その中から、米国スペシャルティコーヒー協会(SCAA)認定資格取得者である日本、ベトナム、米国3か国の鑑定士7名が審査し、予選通過28ロットから決勝進出の15ロットが入賞、最終的にランキングがつけられました。
農園主であるファン・ティー・マイリーさんは、2011年よりコーヒー栽培を始めた生産者です。僅か2ヘクタールの栽培面積で年間生産量5,800kg(60kg麻袋約100袋)という家族経営の小農家ですが、その中から今年のコンテスト用として特別に選別された1,750kg(60kg×23袋)が、今回評価を受けた特別な入賞ロットとなります。その中から、南蛮屋では10袋購入いたしました。
▼南蛮屋ブレンダー&焙煎士 村松による味わいの評価
- 香り
- カカオ、ミルクチョコレート、ジャスミン、スパイス、ハーブ、メイプルシロップなど。フラワリーな感覚と、シロップのような甘く濃厚な香りが絡み合うように立ち登る。甘いチョコレートの感覚に、奥の方で微かに感じる蜂蜜のような甘みがふわりと包み込む。
- 酸味
- 熟したマンゴーのような、ジューシーな酸の印象。甘みのあるこの酸の感覚からは、生産者の丁寧な仕事ぶりが見事なまでに伝わる。熟したフルーツ感溢れる酸の優しさは、キラキラと煌めくように広がる。
- 苦味
- 深みと優しさを兼ね備えた、個性あふれる苦味。主張し過ぎない、とろりとした感覚の苦味が全体のバランスを整えている。この苦味の感覚は、非常にユニーク。
- コク
- 黒糖やメイプルシロップのような、甘く濃厚なコクが滑らかに広がる。太くはないが、濃厚な感覚が甘味とともに余韻としていつまでも続く。全体のバランスが見事に調和する中、クリーンカップのもつ繊細さが香味を複雑に伝えてくれる。
- 味の特徴
- [すっきり]印象的な酸味と個性的な風味
- 焙煎度合
- 中深煎り
【生産国】アジア ベトナム社会主義共和国
【農園・標高】ファン・ティー・マイリーさんの小農園(標高1,200m〜1,500m)
【農園所在地】ベトナム 南中部 ラムドン省 ダラッド市近郊
【品種・精製】カティモール種 ウォッシュド精製 天日乾燥
●ベトナムのコーヒーについて
ベトナム社会主義共和国、通称 ベトナムは、東南アジアのインドシナ半島東部に位置する社会主義共和制国家です。国土は南北に細長く、北は中華人民共和国、西はラオス、南西はカンボジアと国境を接しています。東と南は南シナ海に面し、フィリピンやボルネオ島やマレー半島とは相対した位置関係です。 ベトナムのコーヒー産業は非常に盛んで、現在ではブラジルに次いで世界第二位の生産量(99万トン、2003年)に達しています。その全生産量のうち95%がインスタントコーヒーや缶やペットボトル入りの清涼飲料、製菓用途で使われるロブスタ種(カネフォラ種)の生産ですが、近年アラビカ種の栽培も徐々にひろまっており、その品質向上も急激に高まっています。また現地では、「ベトナム式コーヒー」と呼ばれる専用の器具を用いて抽出された深煎りの濃厚なコーヒーとコンデンスミルクを混ぜ合わせた、ベトナム独特なコーヒーの飲み方が主流です。
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